今年も鴨台盆踊り開催です!
今夏も大正大学にて、第16回鴨台盆踊りが開催されます。日程は2026年7月10日(金)、11日(土)です。鴨台盆踊りは、巣鴨・西巣鴨・滝野川地域の夏の風物詩として親しまれてきました。昨年度は2日間で累計11,150人もの来場者を迎え、4年連続で1万人を超える大きな行事となりました。今年度も、地域の皆さまに楽しんでいただけるように受講生たちが準備を進めています。開催情報は随時更新していますので、「大正大学鴨台盆踊り」の①公式サイトや各種SNS(②TikTok、③Instagram)もぜひご注目ください。

㊤2日間で累計11,150人の来場者を迎えた第15回鴨台盆踊り
《リンク》
①鴨台盆踊り|大正大学
②第16回鴨台盆踊り 2026 (@bonodori_tais) | TikTok
③Instagram
学生がつくる「大学盆踊り」
鴨台盆踊りの大きな特徴は、「大学生がつくる盆踊り」ということです。大正大学の授業(「地域プロジェクトB」)の一環として、学部・学科・学年の異なる学生たちが実行委員会を組織し、企画、広報、出店、演出、音響、環境整備、デザイン、地域連携などの各部署を分担しています。学生たちは、昨年度以前の報告書をじっくり読み込んで課題を把握し、自分たちで仕事を見つけ、教職員や関係部署、外部団体とも連絡を取り合い、時には教職員に指示を出すほど主体的に動いています。単なる学内行事ではなく、学生が地域社会の中で実践的に学ぶ場でもあるのです。

㊤授業では学生たちが企画・運営の準備を進め、踊りの練習にも取り組んでいます
創立100周年にあらためて歴史をたどる
今年度は大正大学創立100周年という節目にあわせて、鴨台盆踊りの歴史を学生と共にあらためて調査しました。大正大学の歴史の中で盆踊りがどのように営まれてきたのかを学び、1970年代まで大正大学で行われていた「④子ども盆踊り大会」を主催していた児童研究部OBの方にもヒアリングを行いました。
そこから見えてきたのは、現在の鴨台盆踊りが突然生まれたイベントではないということです。かつての盆踊りも、学生たちが主体となり、地域の子どもたちに盆踊りや仏教の心を伝える場として営まれていました。時代とともに目的や規模、運営方法は変化しましたが、「学生が地域と関わりながら盆踊りをつくる」という姿勢は、現在の鴨台盆踊りにも確かに受け継がれています。

㊤授業では学生たちが企画・運営の準備を進め、踊りの練習にも取り組んでいます
《リンク》
④鴨台盆踊り特集 【第8回】|大正大学
祈りから始まった盆踊り
盆踊りはもともとお盆の行事と深く結びついた民俗芸能です。祖霊を迎え、供養し、また送り出すという営みの中で、人々は踊りの輪をつくってきました。鴨台盆踊りもまた、平成以降は2011年の東日本大震災犠牲者の慰霊追悼と地域振興を目的として再開されました。そのため、にぎわいだけではなく、亡き人を偲び、地域の平安を願う「祈りの時間」を大切にしています。今年度も、浄土宗の学生たちが主体となって施餓鬼法要を行い、華やかな踊りの前に、仏教系大学としての原点を確認する時間を設けます。

㊤仏教学部学生有志(真言宗智山派)による慰霊追悼の施餓鬼法要(2025年)
キャッチコピー「〇をかけろ」
今年度のキャッチコピーは「〇をかけろ(わをかけろ)」です。これまで二桁で歩んできた大学の歴史に「〇」が一つ加わり、ついに100周年を迎えること。そして、盆踊りは櫓(やぐら)を囲み、参加者が一つの「輪」になって踊るものであること。この二つの意味を重ねています。
「かけろ」にも3つの意味を込めています。1つ目は、豊島区・北区などの地域団体や高校生、他大学との架け橋となる「架けろ」。2つ目は、大学生主体の盆踊り企画・運営の先駆けであることを誇りに行動する「懸けろ」。3つ目は、全国各地との交流をさらに発展させ、今年は高知県とのコラボレーションなど新たな挑戦へ飛躍する「翔けろ」です。

㊤第16回鴨台盆踊り「〇をかけろ」ポスター
今年の新企画「よさこいとのコラボ」
今年の見どころの一つは、高知県との連携による「正調よさこい」とのコラボレーションです。⑤高知県東京事務所のご協力のもと、よさこいのレクチャー会や鳴子を用いた地域連携コンテンツとして正調よさこいを披露します。これまでも鴨台盆踊りは、南三陸、酒田・飛島、大阪・関西万博など、さまざまな地域との縁を広げてきました。今年度の高知県との取り組みも、その延長線上にある新たな地域連携の挑戦です。
この連携コンテンツをさらに盛り上げるために、高大接続(高等学校と大学との教育接続)の企画として、⑥昭和鉄道高等学校の生徒さんと一緒にオリジナル鳴子作りや、よさこいの踊り練習も行っています。また、今年は新たに⑦第一学院 managaraBASE 池袋にも参画いただき、うちわ作り、駄菓子、編み物、チェキ撮影など、来場者の皆さまに楽しんでいただける出店を行う予定としています。

㊤昭和鉄道高等学校の生徒と制作した、よさこい用のオリジナル鳴子
《リンク》
⑤東京事務所 | 高知県
⑥在校生・保護者の方へ – 昭和鉄道高等学校
⑦第一学院 managaraBASE 池袋 – 第一学院 managaraBASE
「大学盆踊りの総本山」として輪を広げる
今年度は他大学の盆踊りサークルとの交流にも力を入れた企画を予定しています。大正大学は、大学生が主体となって大規模な盆踊りを企画・運営してきた先駆けの一つです。その蓄積を生かし、他大学の学生たちともつながりながら、若い世代が盆踊り文化を受け継ぎ、楽しみ、発信していく場をつくりたいと考えています。「大学盆踊りの総本山」とは、大正大学だけで完結するという意味ではありません。むしろ、大学生による盆踊りの輪を他大学へ、さらに地域へと広げていくための拠点でありたいという思いを込めた言葉です。盆踊りという共通点を通して、今まで出会うことのなかった人々が出会い、同じ輪の中で踊る、そこに鴨台盆踊りならではの魅力があります。

㊤櫓を囲み、学生と来場者が一緒に踊る鴨台盆踊り
次の100年へつなぐ盆踊り
曲目は、東京音頭、炭坑節、巣鴨音頭といった盆踊りの定番曲を中心にしつつ、鴨台盆踊りが地域とのつながりの中で大切にしてきた曲も取り入れています。⑧詩吟アーティスト恵聖さんの生歌による「種物音頭」、南三陸とのご縁による「⑨とこやっさい」、酒田・飛島とのご縁から踊り継がれてきた「⑩飛島音頭」、大阪・関西万博との連携から生まれた「万博音頭」などは、鴨台盆踊りならではの曲目です。さらにダンシング・ヒーロー、アイドル、ウルトラソウルなど、若い世代にも親しみやすい現代曲も加え、世代を超えて楽しめる構成を予定しています。
毎年恒例となった大阪府枚方市を拠点に活動する盆踊り団体である⑪スターダスト河内もご出演くださいます。また、昨年度好評だったアルゼンチンタンゴとのコラボレーション企画「BON TANGO」(⑫NPO法人日本タンゴ文化振興協会の協力による)も、今年度はさらにパワーアップして実施予定です。
《リンク》
⑧恵聖 – 詩吟・舞踊アーティスト | オフィシャルサイト
⑨【募集】2025年トコヤッサイコンテスト参加者募集 | 南三陸観光ポータルサイト|宮城県南三陸町の観光・旅行ガイド
⑩鴨台盆踊りの実行委員の学生有志がイベント『飛島盆踊り』の運営を務めます
⑪スターダスト河内~盆踊り河内音頭伝承舞踏隊~
⑫Tango Tierra – NPO法人日本タンゴ文化振興協会

㊤受講生たちが南三陸を訪れ、現地で「とこやっさい」の踊り方を習得!
さらに今年度は創立100周年を記念したグッズとして、光る腕輪や手ぬぐいも準備しています。夜の会場を彩る光や、記念として手に取っていただける品を通して、100周年の鴨台盆踊りをより思い出深いものにしたいと考えています。こちらもぜひご期待ください。
第16回鴨台盆踊りは、これまでの歴史と地域との信頼を受け継ぎながら、大正大学創立100周年の先にある次の100年へ向けた挑戦でもあります。ぜひ7月10日(金)、11日(土)は大正大学へお越しください。学生たちが全力でつくる、祈りとにぎわいの輪にご参加いただければ幸いです。

㊤第15回鴨台盆踊りをつくり上げた学生スタッフたち


