自治体マーケティング支援プロジェクト

シティプロモーション

シティプロモーション

活動報告

2023.06.01
【活動報告】阿南市UIJターン調査報告書(阿南支局/阿南市との連携協定に基づく研究事業)

2022.05.01
「関係人口を核としたシティプロモーションの検証」調査報告

2021.04.20
【活動報告】阿南支局/阿南市との連携協定に基づく研究「令和2年度成果報告書」が完成

2021.04.15
地域ブランディングと関係人口(室蘭市における調査報告)

2020.01.15
首都圏居住者の地域との関わりについての調査

プロジェクトの概要

1.活動趣旨

本プロジェクトでは、地域の情報発信の取組みに民間マーケティング思考・手法を用いた支援を行うことで、自治体の皆様のシティプロモーションがより効果的に推進できるようになることを目指しています。

2.背景

近年、自治体が掲げる政策目標の中に「シティプロモーション」という言葉を加えている地域が増加しています。自治体が目標に掲げている「シティプロモーション」とは、各地の魅力を広く情報発信することで知名度や認知度の向上を目指す活動であり、これにより交流・定住人口の増加等の効果が期待されています。

一方で、知名度や認知度があがることで「定住人口」の維持・増加につながるのか、あるいは、それが地域の持続的発展につながるかといった問題提起もされてきています。

こうした議論の流れを背景に、ダイレクトに移住者を増やす活動だけでなく、シティプロモーションによって地域ファンを増やし、地域に関与する担い手を増やすという思考で取り組みを進めている地域も増えてきました。(関係人口という概念もその一つです)

このように、「シティプロモーション」というのは各自治体が試行錯誤を繰り返しながら最適な方法を模索し、常に進化変化している分野といえます。

3.活動内容

①マーケティング手法の活用

自治体政策の中でもシティプロモーションはやや趣が異なります。その理由は、自治体の経営・運営の基本は自地域住民の全ての方々の生活が安心安全に豊かに暮らすことにあり、基本的には地域内に視点があります。

それに対してシティプロモーションは、地域外の人へ情報発信するという視点が中心にあり、これまで自治体にあまり求められてきていない考え方になります。とりわけ昨今は、情報発信だけでなく地域外の人を巻き込んだ活動の推進まで求められる傾向になってきており、より地域内外を見渡す幅広い視野と専門的な知識が必要になってきています。

これらの一連の活動で必要な専門知識は「マーケティング」になります。本プロジェクトでは、一般的に企業活動の中で行われているマーケティングの手法をシティプロモーションに応用し、より、自治体活動の方向性とゴールが見えやすいようにしていく支援を行います。

②フレームワークの活用

フレームワークとは、直訳すると「枠組」です。何かを考えたり分析したりする際に一定の方法=「枠組」を使うことで、より明確に考えや課題が整理されるものになります。

マーケティングには数多くのフレームが存在しますが、その中でも地域で特に利活用できるフレームワークをいくつか整理しました。

自治体の皆さんが日頃の業務で行っている事で、実は既にフレームワークを使っていることも多々あります。これらのフレームワークを現場で効果的に活用し、活動の見える化をしていく支援を行います。

(訪問者&ポジショニングマップ 例)
(ペルソナ分析 例)

調査報告関連

自治体における「関係人口」取組みの現状と課題 : “熱狂的ファン戦略”モデルの一考察
箕輪町・豊島区交流推進調査研究(箕輪町シティプロモーションが目指す 「セグメンテーションの考察」)
知名度の低い地域のプロモーション戦略の考察 : セグメンテーション分析アプローチは適用可能か