浦崎 太郎
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地域を学習すると、地域が嫌いになるのは、なぜか?
この春から高校に導入される新学習指導要領には、「実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだし、自分で課題を立て、解決」できる「主体的・探究的な」生徒の育成が…
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大人の無関心が次世代の未来を奪う
2022年度、高等学校には新学習指導要領が導入される。とかく「探究」等の表面に注目が集まりがちだが、そもそも文部科学省はどのような若者の育成をめざしているのか、…
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「ブラック校則」を他人事と思う自治体に未来はない
教育問題の議論に欠かせない「自走性」視点 近年、文部科学省は教育改革を急ピッチで進めているが、多くの学校は膨大な課題を抱えており、変革は遅々として進まない。現…
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新年度を迎える前に「達成イメージの事前共有」を
毎年2月は、種々の発表会で講評を求められる機会が多い時期だ。ただ、残念なことに、しばしば「始める前に相談してくれれば、もっと的確な実践をでき、実りのある成果を収…
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コロナ禍が招来した環境変化への適応を怠った集団に未来はない
「地域を担っていく若者の育成に急ぎ着手しないと、この地域に未来はない」‥そんな危機感を強めていた知人が地元の行政機関とかけあい、その機関が主催する、ある研修会の…
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なぜ今、普通科再編やスクール・ミッションなのか?
7月中旬、高校改革の展望を伝える記事が紙面を飾った。「普通科再編」「学際融合科や地域探究科を設置」「スクール・ミッション」と聞けば、思い出す方も多いに相違ない。…
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教育の歴史的な分岐点 ‥ 過去に戻るか・未来に進むか
教育先進国とは、遠い昔話 先般の臨時休校は、わが国の教育が他国と比べてどれほど後れをとっているか、白日の下に晒す機会となった。さらに残念なことに、登校再開後、…
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コロナ後を見据えて、早急に高校再編計画の見直しを
はじめに 「高校教育改革の推進」と「高校の統廃合」は、今日いずれも、高校をもつ教育委員会にとっては重要かつ喫緊の課題である。 多くの読者にとって、両者は…
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次世代育成の二極分化
日本の高校生は自己肯定感が低い、という国際比較結果がよく話題になるが、それは概ね実感値と一致する。しかし、それは決して全てではなく、対極に位置する高校生は間違い…
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地方は「Society 2.0」からの卒業を
地方創生が始まり、若者の“地元定着・地元回帰”が叫ばれるようになって、5年の歳月を迎える。他方、日本は今、Society 5.0 ‥ AI社会への転換を迫られて…