『生物多様性ホットスポット』その保全と活用を考える

著者
大正大学地域構想研究所教授
古田 尚也

大正大学地域構想研究所は、徳島県阿南市の40年後の阿南を考える「あなん未来会議」を受託しています。
阿南市では3年前に生物多様性のシンボルとして希少な生物が生息する地域(市内6カ所)をホットスポットとして策定したことを契機に、その保全と活用を目指したフォーラムを開催し、今年はあなん未来会議と共催して、特別講演会として開催いたしました。
また、特別講演会のパネルディスカッションでは、地域構想研究所教授の古田尚也先生も登壇して活発な意見交換が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
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■当日の概要
『未来へつなげよう!あなんのごっつい自然』
あなん未来会議特別講演×第5回阿南市生物多様性フォーラム

日時:2018年2月10日(土)13:00~16:00(受付開始 12:30)

場所:阿南ひまわり会館2Fふれあいホール(徳島県阿南市富岡町トノ町12番地3)

主催:阿南市、阿南工業高等専門学校、あなん未来会議

後援:徳島新聞社、四国放送株式会社

■プログラム

開会、挨拶:岩浅 嘉仁(阿南市長)

【第1部】次世代を担う生徒たちの研究発表

     ・日和佐中学校
      チゴガニのウェービングの研究
     ・阿南工業高等専門学校
      干潟巻き貝の不可思議な垂直移動

【特別講演】生き物大好き「トカゲのおかげ」
     ・長谷川 雅美(東邦大学教授)

【第2部】阿南市ホットスポット活動紹介
     ・オヤニラミの復活(日亜化学工業株式会社)
     ・那賀川河口干潟(国土交通省那賀川河川事務所)
     ・伊島ササユリ(伊島ささゆり保全の会)
     ・出島野鳥園(日本野鳥の会)

【第3部】パネルディスカッション
     ・「阿南市ホットスポット」未来への展望
      コーディネーター:大田 直友
      登壇者:阿南市ホットスポット活動の担い手(4名)
       あなん未来会議(長谷川 雅美、古田 尚也)
まとめ、閉会

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■「あなん未来会議」とは

大正大学は阿南市(徳島県)と「あなん未来会議」に関する受託研究契約を締結しています。本契約は、地方創生・地域の活性化をテーマとして連携し、知的・人的資源の活用と交流を図り、円滑かつ密接な連携協力のもとに、両者の発展と充実に寄与することを目的としています。その受託研究の一環として、阿南市の超長期の未来を考える「あなん未来会議」の企画運営を本学が担っています。

2018.05.31