社会・福祉・文化

  • 平成の主人公 ─1960年以降生まれの日本人

    1960年を「インスタント食品元年」とも言う、と以前に書いた(「レトルトカレー市場の伸長をめぐって」2018年7月)。即席カレールゥ、インスタントコーヒー、イン…

  • 私の京都

    京都国際マンガミュージアムに館長としてほぼ十年間、月に一度は京都に通った。それで京都がわかったかというなら、むろんわからない。そもそも何がわかれば、京都がわかっ…

  • さまざまな現場の声をきく

    細切れの専門職をつなぎ合わせる 前回は、挑戦的萌芽研究「多死社会における仏教者の社会的責任」に着手する背景となる、宗教界・研究の動向をご紹介いたしました。今回…

  • 古いものと同じもの

    私は昆虫標本をたくさん持っている。自分で採ったものでは、五十年前の中学生時代の採集品もあるし、他人が採ったものでは、自分が生まれる以前のものもある。その意味では…

  • 「おふくろの味」の「おふくろ」は誰?

    「おふくろの味」という言葉がある。家庭でお母さんがよく作ってくれた料理、子供のころから食べ馴染んだ懐かしい味、とでも言おうか。野菜や魚介を使った煮物など昔からの…

  • 世間の変化

    知り合いに栃木で農業法人を立ち上げた男がいる。地面はいくらでも空いているので、それを借りる。五十歳くらいで、子どもはすでに独立した。もともとは土建会社勤務だった…

  • 村と普遍

    私の母は神奈川県の山村の出身である。三人姉妹の長女だったから、そのまま家に居ると、婿を取らされて、農家を継ぐことになる。それを嫌って都会に出た。そのいきさつは自…

  • 東京一極集中の是正が、少子化対策となるのか?

    筆者(大正大学地域創生学部教授 小峰隆夫)は、安全保障を中心とする調査研究や国際交流等を目的とする公益財団法人『中曽根康弘世界平和研究所』の研究顧問を務めている…

  • 世界の田舎 ─ ラオスは間もなく変わるかもしれない

    五年ぶりにラオスに行った。もちろん虫採りが目的。 久しぶりに行くと、変化が目立つ。同行した友人は二十年ぶ りだという。当然ながら、変化に呆れている。日本が…

  • レトルトカレー市場の伸長をめぐって

    先月(2018年6月)、レトルトカレーの市場規模(全国のスーパーやコンビニなどの販売データから推計した販売額)がルーカレーのそれを初めて上回ったと発表され、新聞…