【3/12(火)】第2回地域寺院倶楽部シンポジウム開催のご案内

大正大学地域構想研究所・BSR推進センター主幹研究員

小川 有閑

お寺にはまちを元気にする潜在力がきっとある。

そんな熱い思いを形にすべく、大正大学地域構想研究所ではBSR(仏教者の社会的責任)推進センターを設置し、2017年3月「地域寺院倶楽部」をスタートさせました。

日本中の、地味だけれども地道に〈まちを拓く活動、まちに開く活動〉をしている寺院・僧侶を取材する会報誌『地域寺院』を毎月刊行。「あ、これだったら私も真似してみようかな」、「ほかのお寺も悩んでいるんだ」と、会員間でエンパワーし合えるような情報発信をしています。

取材をした寺院・僧侶のお話を、より深くお聞きする場として、昨年2月に「開かれた寺院の活動」をテーマにシンポジウムを開催。100名近い参加者とともに、これからの寺院の在り方を考えることができました。

無理をしないことや僧侶自身が楽しむことが継続の秘訣、檀家さんへの根回しが行事を成功させるには不可欠といったまさに実践知、また、苦労話や失敗談など等身大のお話も聞くことができ、寺院と地域社会がどうすればうまくつながることができるか、各参加者が自分自身の現場に照らし合わせて、深く考える時間になったように思います。

そして今年は「まちに開く、まちを拓く —地域をつくる寺院の姿—」というテーマで、2回目のシンポジウムを開催する運びとなりました。

地域のお寺で独自の活動をされている方々からの活動事例のご報告をいただき、「まちを拓く寺院を考える」というテーマでのパネルディスカッションも行われます。寺院の活性化はもちろんのこと、地域資源やコミュニティにおけるネットワーク作りといった視点からも、きっと多くの学びを得ることができるでしょう。寺院の運営に携わる方々だけでなく、地域社会の活性化をお考えのみなさまのご参加もお待ちしております。

今回登壇されるパネラーのお三方はこんな方!

◇佐々木教道さん(日蓮宗妙海寺住職・千葉県勝浦市)
地元の有志と勝浦の名物料理を考案したり、寺院を会場としたまちのイベントを率先して行ったりと、すっかりまちの顔の佐々木さん。その原動力やネットワーク作りの秘訣とは?
(妙海寺:https://myokaiji.jp/

◇馨 敏郎さん(真宗大谷派蓮福寺住職・静岡県掛川市)
地域のおまつりに寺院の行事を融合、地元仏教会との連携も綿密に行い、町を盛り上げている馨さん。寺院の伝統的な行事をいかに現代にアレンジし、広く定着させているのでしょうか?

◇筒井章順さん(浄土宗湯川寺副住職・北海道函館市)
各種のカレーを振る舞うカレー寺の開催や、様々な行事で町を活性化。近接する神社とも協働する柔軟さも持ち合わせる筒井さん。地域を愛する熱き心は、宗教という垣根を軽々と飛び越える?
(湯川寺:http://www2.plala.or.jp/tousenji/

さらにパネルディスカッションには、コメンテーターに立教大学社会デザイン研究所研究員の星野哲さんをお招きいたします。

どなたでもご参加いただけますので、お寺やまちづくりに興味をお持ちの方は、是非ご参加ください!

【日 時】2019年3月12日(火)15:00~17:30(受付開始  14:30)

【会 場】大正大学1号館2階 大会議室

【参加費】2,000円(地域寺院倶楽部会員の方は無料)

【定 員】100名(先着順 ※要事前申込)

※締切は3月9日とさせていただきます。

 

第1部 15:00~16:10
事例報告「寺院からのまちづくり」

第2部 16:30~17:30
パネルディスカッション「まちを拓く寺院を考える」

第3部 18:00~19:30
懇親会

会費 2,000円(2号館8階ホール)

→お申し込みについてはこちら

 

2019.02.13