大正大学地域構想研究所と全国商工会連合会と 連携協力に関する協定を締結

大正大学地域構想研究所は、2018年7月12日(木)に全国商工会連合会と連携協力に関する協定を締結しました。この連携協力では、本研究所との協働による連携の取組みを行うことによって、地域の商工業を担う人材育成支援をはじめとする地域社会の発展に寄与することを目的とします。

写真左:大正大学 地域構想研究所 清成忠男所長
写真右:全国商工会連合会 森義久会長

連携協力の趣旨

大正大学は、現代の日本における地域創生・地域課題解決のための基礎研究を行い、学術的な英知を集め、政策を構想し、地域の連携を促すため2015年に地域構想研究所を設置しました。その翌年に、本研究所の活動と連動しながら、地域での実践的な研究・教育活動を通して、日本の次世代を担う、社会に貢献できる人材を育成する地域創生学部を新設しました。
一方、全国商工会連合会は、都道府県商工会連合会を会員とし、商工会の健全な発達を図り、商工業の振興に寄与することを目的としています。13項目ある事業内容の一つとして「地域活性化対策の推進」を掲げており、地域と消費者を結ぶ新しい販売チャネルの構築を推進しています。
両者の連携協力によって、地域の商工業を担う人材育成支援をはじめとする地域社会の発展に寄与することを目的とします。

挨拶/森義久 全国商工会連合会 会長

私は去る6月31日に第57回全国商工会連合会通常総会におきまして、第13代会長に就任いたしました。本日はこのような席にお招きいただきましてありがとうございました。大正大学地域構想研究所様と全国商工会連合会の包括連携協定を締結させていただきました。今まさに地域経済の環境、人口減少、そしてまた人で不足を含めて地域は大変な状況下にあります。

私ども、商工会にあってはそういった地域の小規模事業者等の支援を行っております。まさにこれからの時代を担うべき我々のような団体が必要でなかろうか思う中で活動している訳です。本日はこのような包括連携をさせていただいた事につきましては、従来、私どもそれぞれの地域における地域産業、基幹産業との連携も必要だと言う訳で、現在全国的にJAとの取り組み或いは農協との取り組みと言った事を進めている訳であります。

今回大正大学地域構想研究所との包括連携は産・学との連携でございます。またこのような連携をさらに発展させるべく私も努力していかなければならないと思っております。色々な情報を基に色々繋がりが深まっていくよう、これからもどうぞよろしくお願いします。本日は誠にありがとうございました。

挨拶/清成忠男 大正大学地域構想研究所 所長

本日は全国連の方々にはわざわざ大正大学においでいただきありがとうございます。私個人の全国連の思いについて申し上げたいと思います。
昭和48年に通産省から補助金をもらって地域調査を始めた事があるのですが、その時に私にも何箇所か調査をしてほしいとの依頼がありました。全体のテーマが観光調査でした。その中で私は、大分の湯布院温泉と会津の磐梯山の麓の商工会の調査を行いました。湯布院はそれ以来付き合いがある訳ですが、私の調査がきっかけで有名になったと自負しています。中谷健太郎氏や当時商工会の会長で町長そして参議院議員になった岩男頴一(いわおひでかず)氏との付き合いができました。そういう意味では湯布院の調査は思い入れがある。その後辻やへい氏が全国連会長になり、辻ブレインとして議論したり、ものを書いたりした事があります。
私の著書の中で商工会を取り上げたものも一つあります。もう何十年も前の事であり、現在の商工会と少し役割や対応が違うと思いますが、今回の提携をきっかけに現在の商工会を可能な限り大学としてお手伝いできれば幸いです。今後ともよろしくお願いします。

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■概要

日 時:平成30年7月12日

場 所:大正大学 地域構想研究所

参加者:全国商工会連合会

森義久 会長

乾敏一 専務理事

大正大学地域構想研究所

清成忠男 所長

柏木正博 副所長

■本件に関する問い合わせ

大正大学 学長室 広報課:新井

〒170-8470 東京都豊島区西巣鴨3-20-1

TEL:03-5394-3025 FAX:03-5394-3068

E-mail:kouhou@mail.tais.ac.jp

 

2018.07.17