2020年初頭の新型コロナウイルスの感染拡大から間もなく丸3年が経とうとしております。社会生活に制約、制限があるなかで、皆様の法務・寺院運営にも様々な影響が生じていることと思います。その一方で、新たな形を模索したり、以前と同じような形に戻ったりする法務もあるのではないかと思います。私たち大正大学地域構想研究所・BSR推進センターでは、2020年5月と12月、2021年12月に「寺院における新型コロナウイルスによる影響とその対応に関する調査」を実施し、517名(第1回)、304名(第2回)、353名(第3回)と多くの方にご回答をいただきました。
その結果については、こちらのリンク(第1回調査結果、第2回調査結果、第3回調査結果)からご覧いただけますが、みなさまが感染防止に最大限の努力をされ、檀信徒とのコミュニケーションをはかられていることが分かりました。一方で、葬送儀礼への影響は大きく、寺院運営や今後の教化活動に不安を抱かれている方も少なくありませんでした。
今回の第4回「寺院における新型コロナウイルスによる影響とその対応に関する調査」では、現在の葬送儀礼の状況、また、この一年間での定期法要の実施状況等についてご回答いただき、新型コロナウイルス感染拡大以前や1年前の状況と比較した葬送文化の変化を把握したいと思います。そして、その結果をもとに寺院全体で今後どうあるべきかを検討していきたいと考えております。
つきましては、前回調査へのご協力の有無を問わず、寺院として法務を通じて檀家・門徒・信徒のケアにあたられている皆様のご意見をお聞かせいただきたく、本調査にご協力いただけましたら幸いです。調査結果はご協力いただいた皆様にお伝えするとともに、弊所が発行する『地域寺院』や研究紀要等を通じて社会に発信させていただきます。
アンケートにご協力いただける方は、こちらをクリックしてください。
調査期間は12月26日までとなっております。年末のお忙しいところ恐縮ではございますが、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、本調査の一部は科学研究費補助金(20K20336、代表:小川有閑)の助成を受けて行なっております。