「関係人口を核としたシティプロモーションの検証」調査報告

調査の背景・目的

連携自治体の一つである阿南市と「阿南市と大正大学の連携協力に関する協定」に基づく研究の一つ「関係人口を核としたシティプロモーションの検証」の報告書が公開されました。

連携自治体の一つである阿南市は、2028年の都市像として「多様な産業が咲き誇る生涯チャレンジ都市 阿南」を掲げている(「阿南市総合計画 ~ 咲かせよう夢 ・ 未来計画 2 0 2 8」)。その中で、特にふるさと未来課が担う部門としては「4.産業・交流」であり、「UIJターンの促進による地域経済好循環の実現」がミッションとなっています。

中でも昨今は「関係人口」を含めて、いかに「「UIJターンの促進できるか」が目標となっていますが、現状ではどういった施策がどのように成果につながっているのか把握するのはまだまだ難しい現状がありました。

そこで、本調査では、阿南市にどういった人や企業を呼び込むべきなのか、若者のUターンを活性化するには何をすべきなのか・・・など戦略が可視化され、明確なシティプロモーション戦略が定まり、阿南市の新たな未来へのステージを描くことの一助となることを目的として行いました。
具体的な「UIJターンの促進による地域経済好循環の実現に向けた」シティプロモーション促進拡大ために、まずは実体把握のために以下の調査を実施しました。

調査概要

調査目的:「阿南市の関係人口、移住者の実態はどうなっているか?
─ 令和2年度
a)移住相談窓口 相談記録のデータ整備とテキスト分析
b)SUP大会
─ 令和3年度
c)移住者アンケート
d)移住者ヒアリング調査

⇒具体的な調査内容および調査結果は以下の報告書を参照ください。
ダウンロードはコチラ
令和3年度「阿南市と大正大学の連携協力に関する協定」に基づく地方創生・地域の活性化等に関する研究報告書

調査結果

コロナ禍の状況もあり当初の予定通りには進み難い調査ではありましたが、地元の多大な協力を得て複数回の細かい調査を実施することができました。それらの調査結果から、阿南市のこれまでのシティプロモーションはある一定の成果を出してきたと考えられるものの、今後はそれらをより注力すべき対象に、集中するべきといった検証がされました。

具体的には、阿南市への移住者には特徴的なペルソナ(属性)が3タイプ存在しており、それぞれの阿南市への移住契機や移住後の住まい方のニーズに違いがあることが明らかになりました。
さらに、阿南市は関係人口のファーストコンタクトとして非常に魅力的な地域資源を有しており、吸引力が高い地域でありますが、一方でファーストコンタクトの次につながる2ndコンタクトポイント(関係を継続させる機会)がまだまだ少ないことがわかってきました。

そのため、今後は地域資源を生かした2ndコンタクトポイントを作ること。

さらに、掲出されたペルソナの他、これまで戦略的にアプローチできていなかtったUJターンに向けても積極的な2ndコンタクトポイントの告知(情報発信)の強化が必要ではないかなどとの考察がなされました。

詳しい内容はは以下の報告書を参照ください。
⇒ダウンロードはコチラ
令和3年度「阿南市と大正大学の連携協力に関する協定」に基づく地方創生・地域の活性化等に関する研究報告書

阿南市への移住者(特徴的な3ペルソナ)

2022.05.01