プロジェクトつなぐ
少子高齢化が進み、人口が都市部に集中する中、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続性のある社会を創生することが重要な課題となっています。各市町村においては、そうした地域創生に向けて、様々な取組が展開されています。一方、都市部企業においても、地域創生に関わる組織を社内に立ち上げるなど、地域創生に積極的な企業が現れています。しかし、市町村と都市部企業が出会い、ともに地域創生のために連携・協働する場はなかなかありません。
そこで、大正大学地域構想研究所では、「プロジェクトつなぐ」を昨年度に立ち上げ、地域創生に役立つ様々な取り組みについて企業と市町村とが共に研究し、連携・協働してその社会実装を目指す場を設けました。
地域創生に役立つ様々な取り組みの分野としては、主に3つの分野を想定しています。第一はビジネス、第二は地域課題を解決するCSR活動、第三は新たな人の流れの創出です。こうした分野で企業と市町村が連携・協働することにより、企業にとっても市町村にとってもメリットを生み出せるような、いわばWINWIN関係を築くことを期待しています。
特に第三の新たな人の流れの創出については、都市部企業から市町村への人の流れが次のような様々な形で生まれることによって、企業におけるダイバーシティ・マネジメント、健康経営、ワークライフバランスの実現、円滑な退職支援に役立てばと考えています。
企業研究会
「プロジェクトつなぐ」では、企業と市町村が集い、地域の課題、地域創生に役立つ様々な取り組み、市町村と企業との連携の可能性等について共に研究する場として企業研究会を開催しています。
企業研究会はこれまで4回開いております。各回の内容は次のとおりです。
(第4回の模様はコチラ→「プロジェクトつなぐ」第4回企業研究会を開催しました」)
第1回(平成29年5月30日)
・岡本義行先生(法政大学地域研究センター所長、同大学大学院政策創造研究科教授(当時)、大正大学地域構想研究所客員研究員)による「地域と自治体の求めるもの-企業が拓く地域創生の可能性-」についてのご講演
第2回(平成29年8月1日)
・岩手県八幡平市と山形県新庄市の担当者による「現状や課題、地域創生の取組、企業との連携の可能性」についてのご講演とディスカッション
第3回(平成29年11月8日)
・長野県箕輪町と北海道石狩市の担当者による「現状や課題、地域創生の取組、企業との連携の可能性」についてのご講演とディスカッション
第4回(平成30年3月1日)
・山形県庄内町の担当者による「現状や課題、地域創生の取組、企業との連携の可能性」についてのご講演とディスカッション
・大正大学地域構想研究所から「企業支援による地方移住に関する調査」についての報告
・静岡県静岡市の担当者による「首都圏からの移住促進に向けたテレワーク実証実験」についてのご講演とディスカッション
次回企業研究会のご案内
次回の企業研究会は7月25日17時から大正大学地域構想研究所3階にて開催する予定です。
プログラムは次のとおりです。
(1) 現状や課題、企業との連携・協働の可能性等について(仮題)(南牧村村長)
①森林の活用について(間伐材の活用、クリーンエネルギー、CO2の削減、カーボンビジネス等)
②空き家活用(古民家改修、サテライトオフィス等)
(2) ビックカメラと連携した、石狩市フォトコンテストについて(仮題)
(石狩市商工労働観光課観光担当課長)
(3) 人生100年時代の働き方―長期雇用で働く社員のために―
(地域構想研究所教授:金子順一)
【研究会詳細】
◆ 日 時:平成30年7月25日(水)17:00~
◆ 場 所:大正大学地域構想研究所 3階 セミナールーム
◆ 参加費:無料
(研究会後に、懇親会がございます(参加費別途)。)
【お申込み】以下のフォームよりお申込みください。